今回、初の3DCG化したクレヨンしんちゃんの映画。クレヨンしんちゃんは通常の10分ストーリーも大好きですが、やはり映画は大きなお友達(世間はそれを大人と言う)になっても私はそのクレヨンしんちゃんの初の映画アクション仮面対ハイグレ魔王から観てきました。
そんな私が今作を観た感想。
一言でいうと、もう少し夢やユーモア要素がほしい。です。
なんか、最近のクレヨンしんちゃん映画って昔の映画と比べて現実や現代社会の問題(以下、リアルと記します)を提起するみたいな要素、強くないですか?
ヘンダーランドとか、嵐を呼ぶジャングルとかブリブリ王国の秘宝はもっと夢やワクワクが詰まってたと思うんです(あくまでも個人的な感覚)。
もしかすると、自分。リアルに敏感になってる?リアルが映画で見え隠れするとちょっと冷めてしまう自分がいます。昔のクレヨンしんちゃん映画はリアルを見え隠れさせながらも、ユーモアとちょっとお下品な表現で夢(映画)の中から離脱させないような仕組み(ストーリー)があったと思います。
それは、自分が大人になったから?映画に没頭していればそんなこと気付かない?
、、、。
批判的なコメントはこれくらいにして。
今回の映画について。
原作のキャラクターやユーモアがしっかりと受け継がれており、子供から大人まで楽しめる内容となっています。物語は、しんのすけと仲間たちが未知の次元「しん次元」に迷い込むという斬新なプロットから展開されます。次元の違いによるユニークなシチュエーションや、しんのすけの奮闘ぶりには笑いと感動が詰まっています。
また、本作は見どころがたくさんありますが、特に映像表現には驚かされること間違いなしです。クレヨンしんちゃんのキャラクターデザインが維持されつつ、新たな次元での冒険が美しい映像で描かれています。色彩の鮮やかさやアクションシーンの迫力に、観客は目を奪われることでしょう。
さらに、本作は家族や友情といったテーマがしっかりと描かれています。しんのすけと家族、仲間たちの絆が物語を支える要素となっており、感情移入しながら観ることができます。笑いあり、涙ありのエモーショナルな展開に心を揺さぶられることでしょう。
総括すると、「しん次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE」は原作の魅力を保ちつつ、新たな次元での冒険を描いた楽しい作品です。笑いと感動が交差する展開や美しい映像表現、家族や友情といったテーマが見どころの一つです。クレヨンしんちゃんファンはもちろん、アニメ映画が好きな方にもおすすめの作品と言えるでしょう。